草地ひろあき＠磐田市長の「和顔愛語(^^)」

我が家でも鯉のぼりが気持ちよく泳ぎ、統一地方選挙の前半、そして後半を終え、改元へ、もうまもなくという時期になりました。



統一地方選挙の前半では、政令市の市長、市議、そして磐田市含め、県議会議員選挙がありました。各候補者が命を削りながら、これからの未来の選択肢を示すため、具体的な政策を展開し、市民と接した選挙戦で、間違いなく磐田、そして静岡県の発展のヒントがたくさん出てきたんだと思っています。あとは３名の県議たちが、そのかかげた公約や思いを実現できるか、そして市議としてそこをサポートしながら、市政県政の発展に努められるか、ぜひ市民の皆様には引き続きのご注目をお願いしたいと思います。

そして昨日は統一地方選挙の後半。所属している「東海若手市議会議員の会」や「龍馬プロジェクト」の仲間たちが多数出馬していたので、１週間でできる範囲での候補者のところへ応援へ伺わせていただきました。ここでもそれぞれの「我が街」を思う候補者たちの熱い思いや政策を聴くことができ、磐田市でも、そして僕自身も反映できる学んだ点が多かった１週間となりました。


しかし気になるのは、若手の出馬が極端に少ないこと。「若手市議会議員の会」では、３５歳までに初当選した議員に入会資格がありますが、少なくとも静岡県内でその候補者は一人も誕生しませんでした。現職の僕たちはそのことに危機を感じ、原因を考えていかなくてはいけないと思っています。若者に魅力的に映る職業の選択肢でなければいけないし、２０代のころに街に関わり、自分たちの手で街は変えられるんだという手ごたえや実感を持ってもらう必要があるんだろうと思っています。住んでいる方にとって一番身近な地方政治がよくならない限り、政治の底上げや民主主義のレベルアップはあり得ないと思っています。地方議員、地方議会こそ変わらなくてはいけないし、その旗印を若手市議会議員は鮮明に出して発信していかなくてはいけないと感じています。




話変わりまして、４月からの情報を２つ。
１つ目は、９月から休業していた「朝のハイタッチムーブメント」を再開することができました。この活動は僕の仲間が、朝の磐田駅を元気にしたい！と始めたものを、その子の転勤に伴い両親が受け継いで続けている活動です。毎週水曜、朝７時１５分頃から８時まで、これる人がこれる時間に、電車に乗る人がちょっと前に来て、磐田に来る人が一本早い電車にきて、一緒にやってくれれば、本当にいいコミュニティになるなぁと続けています。やってくれる人は２割くらいですが、挨拶だけの人、会釈の人、目でご挨拶くださる人、それぞれなんですが、不思議とこちらが元気をたくさんもらいます。
この活動が波及して、市内のいくつかの小学校でPTAたちもハイタッチ運動やってくれるようになりました。自己満足かもしれないけど、朝の磐田駅が元気な挨拶で賑やかになれば、きっと磐田の人たちも元気になるだろうと、続けていきたいと思います。興味ある方は駐車場案内しますので、ご連絡ください！




２つ目は、「子ども若者相談センター」が開設されたこと。３年前に札幌の「若者支援総合センター」へいき、不登校児童の中学校卒業後の進路やその後の人生のフォローができてないことや、札幌ではその仕組みを作ろうと取り組んでることを知りました。そのあと地元中学にいき先生たちと話すと、やっぱり磐田市でも同じような課題で、中学のときの不登校児童を、卒業後は全くフォローできていないことや、市内には相談窓口もないことがわかりました。他市の事例や県や国の状況調査をして提案して、市も前向きに課題に向き合ってくれて、会派でも委員会でも取り上げて、よーやくこの４月からスタートを切ることができました。
個人的に、ひきこもってしまった方のサポーターを今年もやらせてもらっていますが、人間なんて成功も失敗も紙一重です。失敗したときに、挫けたときに、心を支えてくれる仲間がいたり、家族がいたり、それがネットの中であったとしても、なにかつっかえ棒で支えられて頑張れる人と、そのつっかえ棒がなくて転んで起き上がれない人と、そう大差はないんだろうと思っています。
転んだ時の支えの選択は多い方がいいし、それは社会や地域の中にあってもいい、その心のつっかえ棒になれる「子ども若者相談センター」にこれからなってもらいたいと思います。

磐田から、困難を抱えて苦しむ子ども、若者、そして家族を一人でも減らしたい。大きな一歩を磐田市が踏み出してくれて、本当にうれしく思います。みなさんの周りで、悩みを抱える方がいましたら、ぜひ電話で相談したり、つなげたりしてくださいね。

こども相談ダイヤル 0538354317
若者相談ダイヤル 0538372752
女性相談ダイヤル 0538374844


改元まで２週間を切りました。素敵な１０連休、そして新しい時代になりますように。