› 草地ひろあき@磐田市長の「和顔愛語(^^)」 › 政治活動 › 県議会議員選挙について

2019年03月31日

県議会議員選挙について

平成30年度最後の1日、そして日曜日、統一地方選挙が始まって3日目、街がだんだんとにぎやかになってきました。僕のフェイスブックは、全国の政治を志す知人たちの街頭演説や選挙カーの写真でいっぱいですが、きっと普通の方の感覚とはこういうところからズレてきちゃうんだろうなぁと感じています。

県議会議員選挙について


一方で、この選挙こそ、生身の市民ひとりひとりの声を聴き、そして自分の政策を訴える最高の場でして、政治を志す者たちは、必ずこの洗礼をうけなくてはいけません。
今回の選挙で無投票の地域が多かったという報道もありますが、無投票になるかどうかは告示日までわからないわけで、候補者たちは選挙カーを用意し、ポスターを準備し、そしてなによりも政策を練り上げ、後援会活動を広げ、多くの市民と顔を合わせており、結果として無投票になれども、選挙前と比べれば人間が一回り大きくなっていると思います。しかし自分の政策をもっと多くの人に訴えたかったとか、実績に対する評価を知りたかったと残念がっている議員も多いと思います。僕も2度目の選挙が無投票なら今の感覚を持てていたかわかりません。そして選挙がなかった地域の住民が残念がる気持ちもよくわかります。立候補する前は、誰もが元は一市民からということを考えると、無投票の報道を見て、なにをどう責めたらいいのか、非常に難しいなぁと現役議員としては感じています。少なくとも、議員に出やすい仕組みを考え続けること、そして子どもたちに「議員という職業の選択肢がある」ということや、「あんな議員になって地域をよくすることをしたい」というように思ってもらえる活動を、私自身はするのみです。引き続き頑張ってまいります。

そして磐田市の選挙の状況ですが、磐田市内では県議会議員選挙が行われています。
3名の枠に対し、4名が出馬、1名が落選をするという構図です。静岡県議会の定数は68。多いか少ないかという議論は様々ありますが、昭和54年から78人だったものを、平成19年に4人減らし、平成23年には5人減らし、そして今回1人減らすという、定数についての議論を積み重ねていることは、非常に評価できると思っています。この68の枠を、おおむね人口わりにして人数を案分し、磐田市は3席ということになっています。

県議会はなにをするところか?非常に遠く感じるし、何をしているかよくわからないという話をあちこちで聞きます。たしかにその通りだと思います。市議会26人に対し、3人ですから、各地域に身近にいるわけではありません。また市長のように広報にでる機会もほとんどありません。そういう意味では、露出が少なく、直接つながっていない限りは、なにをしているかわからないというのが、多くの市民感覚だと思っています。

そこで磐田市と県との関連を見てみますと、県道や河川の整備や維持管理、防潮堤整備や新駅の建設、教育関連でも学校職員配置や障がいのある子どもたちへの支援など、幅広く実は県がかかわっていることが多いです。特に防災関連は、予算規模が大きくなり、県の設備だったり、補助をもらったりと、県の役割は大変重要です。また、今年ようやくできた子ども若者相談センターも、昨年度県の職員さんからの研修を受けて参考にさせていただきました。地方分権がさけばれ、県の役割が見直されているわけですが、いぜん本市においては、県の重要度は非常に高いものとなっていて、様々なことに県議会議員との連携が必要となっています。

そういう中で、私が今回誰を支援しているかといえば、野崎正蔵候補です。さきほども言ったように、必ず3人が当選する選挙ですから、この3人との連携は欠かせないものとなりますので、全員とうまく付き合いたい気持ちもないわけではありません。でも、政治は選択であり、信頼が求められる以上、誰かを決めて応援しなくてはならないものと考えています。今回も、野崎候補を支援するのは、この野崎候補が磐田市に欠かすことのできない政治家だと以下5点から判断するからです。

県議会議員選挙について


1点目は、期数が今回でようやく3期目を迎えるということ。県議会であれ市議会であれ、発言がモノを言うのは、年齢や社会経験ではなく期数です。期数とは経験であり、実績です。特に政治家は選挙での審判をうけますから、ただ年月やっているわけではなく、4年に一度の評価を潜り抜けて市民からの評価をいただかなくてはいけないという点で、ほかの職種と少し違うところがあると思っています。野崎候補の3期目というのは、ようやく油がこれから乗っていくところです。これまでまいた種を咲かせてもらいたいし、これからこそ、この磐田市の様々な課題を県政で取り上げてもらうチャンスだと思っています。

2点目は、経験です。野崎候補は町議初当選が35歳。現在55歳と20年の政治家経験です。これを長すぎだとみる節もありますが、多くの会社員は20代で就職し約40年近く務めるわけですから長いとは思えません。なによりも、市議会や市役所の仕組みもわかっているということが政策を通すうえで極めて重要なことだと思っています。私もこの仕組みがわかっていないために、ご指導いただくことがあり、感謝をしています。

3点目は、努力家であるということ。これはどの候補者にも言えるかもしれませんね。ただ、あえていうのであれば、近年の磐田市議会において、一番勉強していたのは野崎候補だったんじゃないかと今でも言われるくらいの勉強家であり、議場に法規集をはじめ、両手に大荷物を抱えて議場にきていたのは有名な話です。こういうところは見習わなくてはいけないと思いつつも、なかなかできることではありません。

4点目は、苦労の人だということです。これもどの候補にも言えることかもしれませんね。ただ、苦労していたり、昔悪かったりしていた分、人間のことがよくわかっているなぁと、日々の気遣いに触れていると感じることがたくさんあります。高校中退ということも、本人隠しているわけではありませんので申し上げますが、10代で人間の生きざまが決まるわけではなく、その後にどんな人に会って、どんな仲間を大切にし、そして家族を大切にし、温かい心と学ぶ心を持てるかが私は大切なことだと思っています。さらに前々回の選挙では149票の差で落選しています。そういう意味では、話をしていて一票の重みを誰よりもよくわかっていると感じ、だからこそ有権者を大切にしていると思います。

5点目は、政策です。これまでは、例えば防潮堤建設においては、静岡モデル検討会を県で設置し、中東園地域の防潮堤の建設モデルづくりを進めましたし、発達支援と就労支援一帯施設の聖隷ぴゅあセンター設置支援、大池整備や卓球場の整備など多岐にわたり、県からの支援の窓口になっています。これからやるべきこととして、誰もが活躍する地域社会づくりやこどもが健やかに育つ社会づくり、安心できる医療福祉の実現など、ハード整備以外にも幅広い政策を理解してます。青年団の先輩として、若者支援も力をいれていますし、そのための就労支援や働く場づくりの産業振興なども、期待をするところです。

長くなりましたが、以上の理由から、私は野崎正蔵候補の支援を決めています。ちなみに私は政党には相変わらず所属せず、無所属という立場は変わっていません。そして本人と直接コンタクトを取りたければ、時間がある限り、メッセンジャーやメールの対応もしていますので、気になる政策があれば、質問を本人へ投げかけてみるのもいいかもしれません。

他の候補者では、ポスター順にいけば、市議会議員を14年務め、福祉政策に強い川崎候補、教員で現場の教職員や今の子どもたちの姿を最も間近で見ていた沢田候補、そして観光会社を経営しマネジメント能力もあり、かつ教育委員長も務めていた江間候補など、どの候補も人間力もあり、かつそれぞれの強みを持っています。

市民の皆さんには、ぜひ皆さんひとりひとりの確かな目線で、それぞれの候補者を見ていただき、貴重な一票を無駄にしないようにお願いしたいと思います。政治家を育てるのは、有権者の皆さんの一票一票です。一票を入れてから4年間、その投票した政治家を育てていただくことも、有権者の皆さんの大きな役割だと思っています。期日前投票も始まっていますし、ぜひ投票へ行き、明日発表される新しい元号による新しい時代、「平成」以上のいい時代になるように、みんなでいい未来を作っていきましょう。



同じカテゴリー(政治活動)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
県議会議員選挙について
    コメント(0)