2013年08月08日

柏市議会の改革


こんばんは~。

いまは東京新橋にいます。
ひさしぶりの江戸にテンション上がり気味というか、人が多すぎてちょっと興奮しています。
東京駅なんて、周りを見渡すだけで、千手堂の人口以上いるんじゃないかと思いますからさすが東京です。
3年もここで働いていたなんて、もう過去の話ですね。

さてさて今日は柏市議会の視察にいってまいりました。

昨日のブログにも書いたように議会改革がメインです。

磐田市も議会改革に前向きに取り組んでいると、昨日のブログには書きましたが、5年くらい先を柏市議会は走っていると感じました。

議会のハード面も、参考になったのは、スクリーンを使って写真やPPT、資料を見せながらの一般質問を行っているようです。

いまでは7割くらいの議員さんが、使用しているとのことでしたが、特徴的なのはパソコンが使えない議員さん用に、投影カメラのようなものを使い表現していることでした。

ちなみになぜ今までこういう取り組みが受け入れられなかったかといえば、議事録に残りにくいという課題があるわけです。

どうしても画面をみて話をしますから、「これ」だとか、「この部分」だとか、文字だけでは伝わりにくいことが議事録に残ってしまうということですね。

それについての解決策は、議員ひとりひとりが意識してラジオの用にしゃべることだとおっしゃっていて、なるほどなと思いました。

いずれにしても新しい取り組みで、全国にも数例しかないようですので、大変参考になりました。


そして、もう一つは「議員提案の条例制定」でした。


昨日のブログにも書きましたが、どうしても議会は市長当局側からの提案に対し、賛否の表明をすることが主になっていますが、議員提案の条例制定となると、市が考えていないことをルール化してしまうということです。


もちろん、議員に執行権、いわゆるルールは作っても進める力も権限もありませんから、条例を作ったら、その運用は市の職員にまかせてしまうことになります。


ですから難しかったところは、本当にそのルールが必要かどうか、市の当局との話し合いに割とエネルギーを使ったと伺いました。


特に、若手職員は議員に気を使わないので、議論の中でわりと鋭い意見に対応していくことに、自分たちも勉強になったことが、副産物的なよかったことだとおっしゃっていて、それは日常あまり政策論議をしない議員にとっては、大変よいことだと感じました。


ちなみに柏市議会の場合は、命を守る基本条例ということで「がん対策基本条例」「自殺対策推進条例」などを最初に作ったようです。


その「条例をつくる」という今まで議会が行ってこなかったことをやったために、その都度議会をルールを変えなくてはいけないことがでてきて、それが結果的によい議会改革につながっているとおっしゃっていたことも印象的でした。


よくあるのは、ルールを作りこみすぎて運用できないことが指摘されますが、「走りながら考える」という柏市議会の姿勢は、本当に条例をつくりたいんだという思いが込められていたからこそであり、大変参考になりました。


正直、議会のこともまだ勉強中の私としては、目からうろこの連続で、磐田市に当てはめたらどうなるかということは、まだわかりませんが、先輩議員たちの積極的な質問を聞いていると、磐田市議会もそう遠くないうちに、議員提案の条例制定を行うような気がします。


そのときには、今日のことを活かしながら、積極的に自分もかかわっていこうと思います。


有意義な話を伺うことができました。


柏市のみなさん、ありがとうございました。

柏市議会の改革


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