2013年07月23日
小学生の水泳大会
こんばんは~
今日は磐田市内で3つの小中学校を使い、小学校の水泳大会がありました。
僕の子供のころは、磐田市民プールで開催していましたが、磐田市民プールが公共施設の廃止で、取り壊されてから、どんな形で開催しているんだろうと気になっていたので、見学に行ってきました。
特に僕自身、あれだけの練習をして臨んだ大会で、大勢いる観客の前で泳いだことは、いまでもしっかりと記憶に残っており、あの市民プールでの水泳大会は、いまの自分へと確実につながっているなぁと思うと、市民プールを廃止したことはホントによかったのかと、今でも考えていたからです。
ちなみにその磐田市民プールで泳いだ経験があったからこそ、学生の頃、特に10代ラストの3年間は市民プールでバイトしていましたし、磐田市へ帰ってきてからも一時市民プールでバイトさせてもらったことで、磐田市体育協会にお世話になることができ、今の自分へとつながっています。
そういう意味からも、僕の中での磐田市民プールは、かけがえのない存在でした。
だからこそ、きっと今の子供たちも、市民プールのようなところで泳がせてあげたいなぁという気持ちでした。
しかし、それぞれの会場に行き、見学させてもらって、その考えは消し飛びます。
どの会場でも、子供たちは真剣な顔そのものでスタート台に立ち、一生懸命泳いでいました。
きっとたくさんの練習を積んできたんでしょう。
そして、多くの同級生たちの熱い応援に押されて、いい思い出になったと思いますし、同級生たちを応援したこともいい思い出になったと思います。
何を言いたいかといえば、ようは子供たちは、その舞台がどこであろうと、その時、一生懸命だったということを思い出にして、次に進んでいくものなんだなぁと思いました。
僕にとっての市民プールは、かけがえのない場所だったけど、きっと今日泳いでいた子供たちにとっては、それぞれの舞台が思い出の場所になっていくんですね。
そういう意味からして、市民プールは費用対効果があったかといえば、冷静に見ればなかったと言わざるを得なく、いつかは廃止の決断をしなくてはいけなかった施設だったんだろうなぁと思います。
プールの水は一杯だけでも30万円。それを夏の間に何度も入れ替えますし、塩素装置も含めれば維持管理に大変なコストがかかります。
そして夏の2か月しか稼働せず、あとの10か月はなんの利用価値もなくなってしまいます。
多くの市町村で、屋外用の競技用プールはなくなっていることを見ると、磐田市は今の時点でいい判断をしたと思わざるを得ません。
僕の中では聖地のような場所でしたが、多くの市民の皆さんにとってどうだったか、少なくともあれだけの来場者数しかいかなかったのであれば、廃止も致し方なかったし、今日の子供たちの顔を見れば、大会を市民プールでやらなくてはいけない意味はないんだと思いました。
後からできた急患センターについては、運用上市民の皆さんからの賛否両論はあるものの、少なくとも磐田市民プールを廃止にしたことは、今日水泳大会を見に行き、よい判断だったと、とにかくさみしい思いや切ない思いもしましたが、そう感じました。
いずれにしても、今日の子供たちは、必ず僕と一緒に仕事をする世代です。
彼らが僕の年になるにはあと20年。
僕は52歳です。
そして彼らが成人を迎えるのは、あと8年後。
僕はまだ40歳です。
たくましい大人に育って、社会に出てきてもらいたいものです。
いろいろ考えた、小学校水泳大会でした。