2014年05月28日

磐田の温室メロン

昨日、同級生のお父さんがやっている温室へ。
子供のころは、必ず社会見学でメロン温室行きましたし、学校に行く道中にも温室があって、この地域では身近な存在です。うちの嫁さんの家も、もともとはメロン農家だったようですし、遠州地方は温室メロンの一大産地でした。
「でした」というのが悲しい話ですが、バブル崩壊以降、メロンを贈答品として選択する人が減ったこと、そしてなにより重油が30年ほど前と比較すると10倍程度になり、温室を動かしているだけで赤字になってしまうことから、磐田のメロン農家は激減しています。
話によりますと、売り上げも生産高も3分の1くらいになってしまっているようですし、自分の息子を後継者に育てている人は、本当にごく稀のようです。この地域の特産「温室メロン」がどうなるか、せっかくの地域の強みですから、作戦を考えなくてはいけません。
僕はTPPではありませんが、温室メロンのような日持ちして、高級なものこそ中国やシンガポールなどにどんどん輸出すべきだと思っています。詳しく調べていませんけど、中国にはメロンは輸出できないようです(もちろんそれ以外にも輸出できない果物はたくさんあります)。そんなところもなにか突破口があるのか、検討してもいいのではないかな。無責任なことはいえませんが、高く売れる先があるようなら、その可能性を地域でも、業界でも、探してみるしかないのは、商売の常だと思っています。

それにしても、メロンの網目というのは、生産者の性格によって全然違うということは、興味深い話でした。というのも、水をあげるタイミングや量で、網目が変わってくるようですが、例えば「あともうちょっとほしい?もうちょっとあげるね」なんて人と「今日はもうこれだけ!あとは我慢して!」なんて人とは、全然顔が変わってくるようです。日々の水量は微妙でも、70日間の蓄積で、大きく変わるようですね。だからメロンの網を見れば、その人の性格がわかるとおっしゃってました。僕が育てるメロンはどんな顔になるのか、メロン占いなんてのもいいかもしれませんね。とにかく、いいアイデアあれば、どんどん教えてください!この地域が30年後、高級メロンの産地だといい続けられるように!ぜひ皆さん、磐田のメロン、なにかの贈答の時おつかいくださいね!

http://www.melox-shizuoka.or.jp/

磐田の温室メロン



Posted by くさっち at 22:12│Comments(0)
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