2017年08月03日
緑十字機不時着記念碑 除幕式
8月20日11時55分より、緑十字機不時着記念碑の除幕式が「緑十字機不時着を語り継ぐ会(通称緑語会)」主催で、鮫島海岸にて行われます。
日本では、終戦記念日は8月14日にポツダム宣言受諾、そして8月15日の玉音放送により終戦を迎えたと認識されがちですが、アメリカなど連合国側は、9月2日にアメリカの戦艦ミズーリ号において降伏文書に調印した日を言います。
日本がこの18日間で正式に調印できたのは、平和への使者である緑十字機が調印に至るまでの役目を果たしたからですが、そこに磐田市鮫島地区の皆さんが多いに関係していたということは、地元の人たちでも知る人ぞ知る話でした。
緑十字機はマニラでのマッカーサーとの初会談の後、日本に戻る際、なんらかのトラブルで鮫島海岸に不時着してしまったのです。そしてそのとき協力したのが、地元のみなさんだっったわけですが、詳しい話は岡部英一さん著「緑十字機 決死の飛行」か、簡易版の寺田はたねさん著「平和の白いはと~みどり十字機ものがたり」が1冊100円で発行されましたのでお求めいただきたいと思います。
2000年代に入ってから、尾翼や燃料タンクの一部が発見され、磐田市でも展示されることはありましたが、本格的に注目を浴びるようになったのは、やはり地元の郷土史家岡部英一さんが本にまとめたことによるものが大きく、また全国に発信するために様々な手段を用いた熱意があったからだと思っています。
今年に入り、地元を中心に緑語会が発足し、この8月の記念碑除幕式に向けて準備を進めてまいりました。
戦後から70年以上が経過し、当時は話せなかったという地元の皆さんが、こういう機会を通じてお話をしてくださるようになり、地元ではだんだんと盛り上がりを見せています。
ぜひ8月20日には、詳しい話が現場の臨場感のある中で聞けると思いますので、鮫島海岸へお越しください。今も海岸のどこかで眠っている機体とともにお待ちしています。
Posted by くさっち at 14:58│Comments(0)
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