2017年06月29日

保育料について

今日は磐田市の保育料について。文章長いので、よろしくお願いいたします!




先日の一般質問では、磐田市の少子化対策の質問をしました。少子化対策には、若者への結婚や働く場所支援、そして子育て世代には経済的支援や働き方の見直し、子育ての精神的サポートなど、やれることはたくさんあります。

そういう中で今回は、「多子世帯」を増やすための支援という切り口で、質問しました。




静岡県の東部6市町では、第2子は年齢や所得に関係なく保育料半額、第3子は無料という制度があります。多子世帯へ出産のときに一時金、いわゆるお金を支給する自治体もあります。




余談になりますが、私個人的には、一時金を支給するのは、少し違うかなと。噂にすぎませんが、多額の一時金を支給する自治体には、出産のときだけ引っ越しをしてくる世帯もあるとかないとか。定かではありませんが、そういう懸念が考えられるのも事実です。もちろん出産の入院で費用が約50万円、健康保険から支給される出産一時金は42万円ですので、差額を補助としてという考えもあるわけですが、長くなりますのでこのことについて、今回は述べません。




今回は、特に多子世帯の保育料について、国基準に磐田市は合わせているわけですが、幼稚園は上の子が小3まで、保育園は小学校入学までしか、第2子としてカウントされていませんので、その考え方について改めて確認してみました。




例を挙げるなら、3人の子どもが、2歳、4歳、6歳の子どもだった場合で挙げてみます。

幼稚園の場合は、6歳の子が小学校にあがっても、4歳の子は2子ということで、半額になります。

保育園の場合は、おそらく2歳の子も保育園に入れているはずですが、6歳の子が小学校にあがると、4歳の子が第1子扱い、2歳の子が第2子扱いになります。

保育料について



国の基準がこうなっていますからと言われればそれまでですし、保育園に行っているだけで幼稚園に行っている子より恩恵を受けているといわれればそれまでですが、私は東部6市町の例もありますから、検討の余地があるんではないかと確認の想いも込めて質問しました。




答弁としては、まずは多子世帯への拡充も理解しているが、保育料そのものが国基準と比較しても安価であることや、待機児童の解消に向けて全力を注ぎたいということでした。

待機児童については、先日も考えを書きましたが、さらに長くなりますので、また今度考えを述べます。




保育料についてですが、確かに多くの子育て世代が、自分の子どもの保育料や、せいぜい知っていても、自分の住む自治体の保育料で、他市と比較している方はほとんどいないんじゃないかと思います。

こういう機会ですから、国基準と併せて磐田市、国基準、浜松市、袋井市の保育料、これは保育園も幼稚園もですが、リンクをつけておきますのでご確認ください。ちなみに、難しいことは抜きにして、1号は幼稚園児、2号は保育園の3歳以上、3号は3歳未満とざっくり捉えていただければ大丈夫です。

磐田市(「保育料」をクリックください)
幼稚園等(1号) https://www.city.iwata.shizuoka.jp/shimin/shussan/youchien.php
保育園等(2号、3号) https://www.city.iwata.shizuoka.jp/shimin/shussan/hoiku/hoi004.php

保育料について


国基準
以前はパンフレットにも上限がでていましたが、平成29年度は、「保育料は、国が定める上限額の範囲内で、それぞれの市町村が定めます。」と自治体へ投げてしまっています。
さらには「もっとも身近な市町村が中心となって進めます。市町村は地域の子育て家庭の状況や、子育て支援へのニーズをしっかり把握し、5年間を計画期間とする「市町村子ども・子育て支援事業計画」をつくります。都道府県や国は、こうした市町村の取組を制度面、財政面から支えます。」とのこと。
しっかりと支えてもらいたいものです。
ちなみに見にくいですが、以前のものを写真で載せておきます。

保育料について



浜松市
幼稚園等(1号) http://www.hamamatsu-pippi.net/docs/2015022500085/
保育園等(2号、3号) http://www.hamamatsu-pippi.net/docs/2015021900114/


袋井市 (「保育料」をクリックください)
幼稚園等(1号) http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/kurashi/kosodate_kyoiku/hoikuen_yochien/yochien/1425446941585.html
保育園等(2号、3号) http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/kurashi/kosodate_kyoiku/hoikuen_yochien/hoikuen/1425446941257.html


多くの自治体が国基準がある以上、国の基準に併せるわけですが、自治体ごとにこれだけ考え方が違うかというのがわかるかと思います。そして磐田市ががんばっていることは、確認していただけると思います。




こういうことを「広報いわた」へ出したほうがいいのではと、ご意見いただくこともありますが、磐田市が他市の行政のことまで批判じみたことも書けないですし、いい自治体をあげれば東部6市町のようにキリもありません。

こういう情報発信は、私たちのような立場が一番発信しやすいかと思い、今回は長々なりましたが、書かせていただきました。




そして待機児童の課題をはじめ、子どもを取り巻く環境は、仕組みも複雑ですし非常に厳しいものを感じざるを得ません。

昔も書いて、たくさんの方のご意見をいただきましたし、お前も子ども預けとるじゃないか!と言われればそれまでですが、保育園(いまはこども園の3号認定の子ともいう)へ0歳や1歳で預けることに対する考えは、もっと大人たちは私も含めて真剣に考える時期に来ていると思っています。




待機児童のときにも書きましたが、国基準の保育士配置要件は、0歳児は1人の保育士で3人まで、1歳児は1人の保育士で6人まで。この基準こそ国によってバラバラです。1人のおかあさんに、「1歳児を6人面倒みて」となかなか言えないのに、社会全体だと、それがあたりまえに言えてしまうこと、、悩みは尽きませんが、いろいろな壁にぶち当たりながらも、ぜひみなさんと一緒にいろいろな課題を考えたいと思います。




まずは知ることが第一です。私たちは発信することが大事だと思っています。

どんなことでもいいので、ご意見やご質問あれば、子育てのことに限らず、いつでもご連絡ください!

長い文章、読んでいただきましてありがとうございました。


タグ :保育料

同じカテゴリー(政治活動)の記事

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
保育料について
    コメント(0)